リウマチは女性やお年寄りがかかりやすい病気だというのはよく聞きますが、しっかりとした原因は実は解明されていません。

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温泉に入って関節リウマチの治療は可能?

入浴剤の裏の効用のところや温泉の効用にもリウマチと書いてあります。
そのため、多くの人がリウマチは温泉に入れば治ると思っているようです。
しかし専門医の間では、温泉がどのようにリウマチに影響を及ぼすのか、温泉はリウマチに効果があるのかどうかということは、はっきりとは分かっていません。
破壊された関節が温泉で治るわけでもないし、破壊された骨が再生するわけでもありません。
しかし、痛みを和らげたり、気持ちがリフレッシュしてまた治療を頑張ろうという闘病意欲を高めるなどの効果は得られるでしょう。

泉質の食塩や石膏やアルミニウムや硫黄には温熱効果や血管拡張効果があることが判っています。
筋肉が弛緩して血流が整うので、痛みを緩和することに繋がるでしょう。
動きにくくなった関節が浮力で動かしやすくなるので、関節の機能を保つリハビリにもなります。
お湯の中でなら、浮力で関節も動きやすくなるので、積極的に動かしましょう。
痛いからといって動かさずにいると、関節が固まって可動域が狭くなってしまいます。

実際に温泉病院の中には、温泉の浮力を利用してリウマチ患者さんのリハビリに利用しているところもあります。
しかし、痛みが激しい時や関節の腫れがひどい時は逆効果になることもあるので、主治医に相談しましょう。
また、リラックスして自律神経が整うというメリットもあります。
入浴して「気持ちいい」と感じることで、交感神経の緊張がゆるんで副交感神経が刺激されるリラクゼーション効果でストレスも軽減します。

リウマチ患者さんがこのような効果を期待して温泉に行くのなら、湿度が低めで気圧が高めで標高の低いところがベターです。
泉質は食塩泉や硫黄泉や炭酸泉が推奨されます。
早朝や夜遅くに入浴するのは、交感神経に作用してしまうので避けましょう。
また、体調がよくない時は無理をして入浴しないようにしましょう。

現在、リウマチの治療は薬物療法が土台となっています。温泉でリウマチが治るというものではありません。
しかし、リフレッシュしてストレスを発散して、また治療を頑張ろうという闘病意欲が高まるという効果や痛みが和らぐ効果、関節が動かしやすくなるという効果もあるので、行くこと自体は問題ないでしょう。
ただし、熱がある場合や痛みが強い場合はやめておいた方が良いこともあるので、主治医に相談の上で楽しみましょう。
そしてリフレッシュして帰ってきて、また治療を頑張りましょう。

リウマチ改善にはストレスを溜めないことも有効

リフレッシュやリラックスがなぜリウマチ患者には大切なのかというと、ストレスを溜めないこともリウマチ治療には有効的だと言われているからです。
通常の関節痛などより自律神経の乱れが痛みに影響を与えやすいとされているリウマチにとって、ストレスから生じる睡眠不足や憂鬱な感情は大敵です。
自宅だけでなく旅行のような遠出をしてでもリラックスすることがリウマチ改善には最適なのだとイメージしておきましょう。

温泉の温熱効果を活かした血管拡張による自律神経へのリラックス効果や、長湯をすることで得られる浮力を活かしたリフレッシュ効果、様々な成分は体にいい影響を与えます。
温泉の特性を有効活用するのはリウマチ改善には大変効果的ですが、長時間お風呂に入るのが苦手という方な無理に温泉に浸かり続ける必要はありません。
長湯が返ってストレスになってしまう恐れがあるからです。
温泉よりずっとリラックス効果を得られる趣味があるようなら、そちらに興じることをおすすめします。

リウマチの原因が明らかに仕事から来るストレスだという場合には、転職は無理だとしても職場内での部署移動を検討してみるといいでしょう。
過度にストレスを感じる環境から離れるだけで、リウマチの煩わしさから解放されたという話も珍しくはないからです。
転職しなくても仕事上のストレスを軽減する手段はいくつかあるものと捉えておきましょう。

ただし毎日リラックスする時間を設けても中々リウマチは治りにくいという実情もありますので、基本的には薬物を用いた医療的な改善を目指すのが望ましいと言えます。
リウマチは無理に地力で治そうとせず、お医者さんの助力を得て完治させるべき病だからです。

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