リウマチは女性やお年寄りがかかりやすい病気だというのはよく聞きますが、しっかりとした原因は実は解明されていません。

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    患者を癒す医者

    女性に多いというイメージのあるリウマチは、関節に変形をきたす病気だということ以外はあまり話題になりません。
    リウマチになってしまう人はどのような人が多いのか、原因はなんなのかについてはほとんど知られていないようです。
    リウマチは痛みがでる病気で、痛みに対する治療は早めに治療することが重要だと言われています。
    リウマチは何故起こるのかや、どのような薬をつかうのかについて知っておきましょう。

    リウマチの原因はハッキリとしていない

    リウマチは最初の頃は、朝起きた時に手の指が動かしにくいという症状がメインで、身体が熱っぽいと感じる人もいます。
    これは身体の中で炎症が起きていることで感じる症状で、これらの初期症状がみられた後に小さな関節の腫れが出るようになります。

    こうして体のあちこちに炎症が起こるようになる病気ですが、どうしてこのような症状が起こるかというと、体の中の免疫反応が過剰に働いてしまうことで、健康な細胞を自分の免疫細胞が攻撃してしまっているからです。
    こうした種類の病気は、自分に対して免疫細胞が攻撃してしまう種類のもので自己免疫疾患と呼ばれています。

    自分の体をどうして攻撃してしまうのかという原因ははっきりとはしていませんが、誘因となるものには細菌やウイルスの感染、過労、喫煙、出産などがあると考えられています。
    もともとリウマチになりやすい体質を持って生まれた人が、こういった誘因が重なることで発症するとされています。
    そのため、リウマチの発症を予防することは難しく、誰もがかかる可能性のある病気です。

    リウマチは原因がわかっていませんが、自分で自分の細胞を攻撃し始めると炎症が起こり、関節の腫れや痛みが出現します。
    こういった炎症が続いていると、段々と関節の周りにある滑膜が腫れ上がってしまい、骨や軟骨の破壊が起こります。
    これが関節の変形と呼ばれるものです。

    リウマチはこのように原因がわかっていないために関節の変形をきたすとわかっていても症状を止めることが難しく、特に何も治療をせずに放置していると、関節の症状が強くなり変形や痛みがひどくなる傾向があります。
    痛みが強いと動かすことが少なくなるので、関節の動く範囲が狭くなってしまうこともあります。

    30~60代の女性にリウマチ患者が多い

    関節リウマチは男性よりも女性が多くかかる病気で、男女比は1:4だとされています。
    女性の中でも特に発症しやすい年代は30~60代で、まだ体が十分に動かせる時期に発症することが多いようです。
    外で仕事をしていたり、家庭内での役割も多い時期なので、身体が思うように動かせなくなることで生活の中でたくさんの不便が出てきてしまいます。

    初期のうちは症状が強くないので、生活の中で不便を感じることが少ないのですが、徐々に痛みが出始めると、体を動かすことが辛くなり、痛みのある関節を動かさないように気をつけながら生活をするようになります。
    そうすると痛みが出ている部位は、普段の生活で動かす機会が減ってしまい、そういった日々を続けるうちに関節が硬くなってしまい関節の動く範囲が狭くなってきます。

    こうして一度関節が硬くなってしまうと、そこから元に戻すことはとても難しく、そのままの形で関節が完全に固まってしまうことがあります。
    そこまで症状が進まないように、痛みがある時には痛みを軽くして、少しずつでも関節を動かし続けることが大切です。
    動かし続けていれば関節の動かせる範囲が狭くなってしまうことはないので、いかに痛みをコントロールしながら過ごしていくかがポイントになるでしょう。

    そして痛みをコントロールするために薬を使用することで、期間が長くなると薬の副作用が出やすくなることが問題点です。
    一度リウマチになると痛みが続くことが多いので、薬でコントロールする時間が長くなる時には、副作用の問題にどのように対処していくかも考えておく必要があるでしょう。
    関節の痛みに対して痛みを和らげる鎮痛剤を使用しますが、鎮痛剤の中には消化器の症状を起こす副作用があるものがあるからです。

    リウマチに遺伝は関係している?

    リウマチを発症する原因としては、リウマチになりやすい体質があり、そういった人がさらにリウマチの誘因となるものに関係すると発症すると考えられていますが、遺伝的な要因はそこまで大きくないといわれています。

    リウマチの発症に遺伝が関係しているとすると、同じ遺伝子を持つ一卵性双生児の場合には、片方が発症した時にはもう片方も発症すると考えられます。
    しかし、実際には一卵性双生児の人が発症した場合に、もう片方が発症する可能性は25%程度だと報告されています。
    これは、通常の発症率に比べるとそれよりは高い値のため、遺伝的なものが関係していると考えられますが、100%には程遠い値なので遺伝する病気だとは言えないでしょう。

    他にリウマチに関係しているものには女性ホルモンがあります。
    女性ホルモンは自己抗体の働きを強くすることと、関節の破壊を進行させる炎症成分を活性化すると言われているからです。
    そのためリウマチは女性が発症することが多く、女性ホルモンが急激に変化する時期である妊娠、出産の時期に発症しやすいという特徴があります。
    リウマチは遺伝よりも女性ホルモンに深く関係しているために、発症する年代も女性ホルモンが活発になっている時期の30代~という比較的若い時期に多くなっています。

    しかし、リウマチを発症する原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合って発症すると考えられています。
    リウマチは多くの人が発症する病気なので、もしもリウマチになってしまった場合には、症状の進行を抑えて、なるべく関節の機能が保たれるように早めに治療を開始することが大切です。
    症状の進行を遅らせることができれば、リウマチを発症しても今まで通り生活できる時期が長くなります。

    鎮痛剤のセレコックスはリウマチの痛みに効く

    鎮痛剤のセレコックスという薬は非ステロイド性解熱鎮痛薬のひとつで、リウマチの痛みに対して痛みを和らげる作用があります。
    セレコックスは主成分はセレコキシブという物質で、これは炎症部位だけに作用する薬です。
    セレコキシブは炎症を起こしたり痛みを感じさせるプロスタグランジンの生成を阻害することで、消炎鎮痛作用をあらわします。

    リウマチには色々な種類の鎮痛剤が使用されますが、非ステロイド性消炎鎮痛薬は、良く使われる種類の薬です。
    リウマチによる関節の痛みを抑える作用に優れていますが、消化器に起こる副作用があることが特徴です。
    特にリウマチの痛みのように継続して痛みが生じる場合には、薬を飲み続けることになるので、胃潰瘍などを併発してしまう人が大勢います。

    セレコックスはそういった種類の薬になりますが、消化器への影響をできるだけ抑えて開発されているため、胃腸に優しい消炎鎮痛剤になっています。
    他の薬に比べると胃潰瘍などを起こしにくいのですが、それでも影響が全くないわけではないので、セレコックスを使用する時には胃の薬などを一緒に使用するようにして、副作用の予防に努めておいたほうが良いでしょう。

    リウマチの症状は関節に起こる炎症により痛みや腫れが出ることですが、それらにより関節を動かさなくなると、関節の動く範囲が狭くなり結果的には関節が動かなくなるという危険があります。
    そうならないためには痛み止めを適切に使用して、できるだけ関節を動かすようにしていくことが大切です。
    セレコックスは他の薬に比べて副作用が起こりにくい薬なので、リウマチの痛みに対して継続的に使用していくことができる薬です。
    痛みを我慢し過ぎずに薬でコントロールしながら関節を動かすようにしましょう。

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